右ひじのありか ~武士の構えに学ぶ~
武士が戦場で刀を振るう時、決して力任せには振らぬ。
真の強者は、無駄な力を捨て、
最短距離で敵を討つ。
ゴルフもまた同じである。
多くの者は飛ばそうとして右ひじを外へ張り、
己の力でクラブを操ろうとする。
しかし、それでは刀は遠回りし、
鋭さを失う。
右ひじとは武士の脇差である。
常に己の身の近くに置き、
いざという時だけ抜き放つ。
テークバックでは右ひじを体の近くに収め、
無理に張らず、
無理に締めず、
自然に構える。
そして切り返し。
右ひじは敵を斬るがごとく、
体の前へ静かに下りてくる。
外から振り下ろすのではない。
己の懐から刀を抜くように、
右ひじは体の前を通るのである。
この動きができれば、
クラブは自然と正しい軌道を描き、
フェースは暴れず、
力は余すことなくボールへ伝わる。
覚えておきたい。
飛距離を生むのは腕力ではない。
右ひじの居場所を知ることである。
武士が刀を失えば戦えぬように、
ゴルファーが右ひじを失えば
無限の力は生まれない。
右ひじは常に己の懐に。
これぞ無限流の構えなり。
2026年06月03日 10:22